セックス·フレンド【完結】
「いらっしゃいませぇ」


紺色の制服を着た女の子たちがいっせいに明るい声を出し出迎える。


あたしは、すぐに竹内ミキとおぼしき人物を見つけた。


それらしき女の子は全部で4人いたが、ショートカットは1人だけだったからだ。


あたしは、まず、展示されている携帯を1つ1つ見て回った。


そのすきに、目をつけた女の子の名札をさり気なくチェックした。


名札に【竹内】の文字を見た時、一気に血圧があがった。


昨日、具合が悪いと隆也を呼びつけたわりには、ずいぶんと顔色がいい。

もしや、仮病だったのでは?



昔、自分だって同じことをしたくせに、胸がむかむかした。



その時、パソコン画面から顔を上げた竹内ミキと目が合った。


慌てて視線を逸らしたが、竹内ミキはにっこりと笑い、こちらに近づいてきた。
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