いただきます。
病院の先生は慌てた様子で私から猫を受け取る。
ふと時計に目を向けると、なんと1限目が終わる時間でビックリした。
看護婦さんが私に近寄る。
「あの子猫。ひどい脱水症状なの。多分野良猫よね?どうする保健所に『飼います。私が育てます。注射もお願いします。』
「わかったわ。あなたみたいに責任を持って動物を飼える人が増えるといいのにね」
年配そうな看護婦さんが優しく笑う。
「あの子は今、診察台の上で生きようと頑張ってる。でももしあなたが飼えなくて、飼い主も見つからなくて保健所に行く事になったら・・・・
麻で作った袋に何匹か猫を入れてね、毒ガスで殺されてしまうの。
無責任な人間のせいで、増えてしまって。邪魔になると殺す。どんな命だって一生懸命生きてるのにね・・・・
あらあなたも怪我してるのね、見せなさい。」
そんな残酷な事があるなんて・・・知らないで生きて来た自分が恥ずかしい。
殴った足が痣になってるのを、冷やしてもらった。