甘い罠
和食が食べたいという木村の為に、筑前煮と鱈の煮付け、ポテトサラダも作った

木村は大喜びで、「美味しい、美味しい」と食べてくれた



「瑠璃ちゃんが家庭的な子で良かったよ

碧ちゃんの友達だから、おんなじようなタイプの子が来るのかな?って思ってたけど(笑)

って碧ちゃんに失礼かな(笑)」

瑠璃は心の中でほくそ笑んだ

木村は、碧のような派手なタイプは好きじゃないんだ

地味でも、私のように家庭的なタイプの方がいいんだと考えると、笑いが止まらないような心境だった

「でも碧みたい子は、何にもしなくてもモテモテだから昔から羨ましかったなぁ

学生の頃から、彼氏いなかったことないんだから」

碧を持ち上げながらも、さりげなく男性遍歴が多いことをアピールしていた

「へぇ、じゃあ今もいるんだ」という木村の問いかけに、「きっといっぱいいるわよ(笑)」と冗談か分からないような返しを瑠璃はした

碧は、いつ何を仕掛けてくるか分からない
瑠璃なりの防御だった





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