恋をした悪魔

「そんなものを拾って、どうするの?

意味がないのに、おかしな子」

「意味はある。お父様の命令は絶対よ」

リリスは意を決して飛びこみました。

透き通った湖は夜空を吸いこみ、きらきら輝いています。





閉じこめられた星達をくぐって、リリスはナイフを掴みました。

水面に顔を出したリリスに、水の妖精は囁きました。

「彼の絵は、素敵でしょう?」

リリスは何も答えずに、ナイフを抱き締めました。


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