光を背負う、僕ら。―第2楽章―



「…あっ、えっと!急に変なこと言ってごめんなさい…。
ただちょっと、あんな可愛い子のことフッたのが不思議というか…」




眉間にしわを寄せながら見つめられて、身ぶり手振りをつけながら慌てて言葉を付け足す。



でもそれが余計に何を言いたいのか、自分でも理解できなくさせていた。



うわ…。

あたし何を言ってるんだろう。



こんなこと聞いちゃうなんて、墓穴を掘るにしてはひどすぎる…!




「…好きじゃないから、フッただけ」


「…えっ?」




てっきり怒られるかバカにされるかと思っていたら、予想外なことに普通に返事が返ってきた。



真藤君は先ほど本棚から取り出した本をパラパラとめくって目を通している。




「好きじゃないから、フッた。告白を断る理由なんて、それぐらいだろ?」


「ま、まあ……それはそうだけど。
でもさっきの子は可愛かったし、なんかフッちゃうのもかわいそうっていうか…」


「………」




自分でも、余計なことを言っているとは思った。



……でも、どうしてだろう。

さっきの女の子に感情移入していたせいか、気が付けば女の子を庇うようなことを口にしていた。



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