接吻ーkissー
「――あっ…!

やあっ、んっ…!」

「ここがいいの?」

「――ああっ!」

執拗に攻めてくる指に、躰が大きくのけぞってしまう。

どうしよう、もう何も考えられない…。

「ずいぶんと、主張するね」

竜之さんがイジワルそうに言ってさわったのは、もうすっかり敏感になっている蕾だった。

「――ああっ…!」

そこも執拗に攻めてくる。

「――やあっ、ダメ…」

ガクガクと躰を震わせている私に、
「もう、イきそうか?」

竜之さんが聞いてきた。

それに対して、
「――ダメ…」

私は首を横に振った。

「何で?」

竜之さんが首を傾げた。
< 143 / 238 >

この作品をシェア

pagetop