接吻ーkissー
怖がるな、私…。

話せばちゃんとわかってくれるから…。

ちゃんと話したら、由良もわかってくれるから…。

竜之さんと仲良くしてとまでは言わない。

でも、私の大切な竜之さんのことは理解して欲しい。

「竜之さんも由良も、私にとってすごく大切な人だよ。

竜之さんは恋人として、由良は親友として」

そう言った私を、
「――でよ…」

さえぎるように、由良が何かを言った。

「ふざけないでよ!」

怒った顔で大声を出された瞬間、私の躰が震えた。
< 194 / 238 >

この作品をシェア

pagetop