今宵は天使と輪舞曲を。

 まったくもって気に入らない。
 彼女の存在そのものがとにかくエミリアの神経を尖らせる。

 エミリアは苛立ちをあらわにして未だ床に頽れている彼女をひたすら罵り続けた。





 《美しい使用人・完》
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