風の音色
「何やってんだよ?」
「街の情報がもっと欲しいからね
あの人達の動きもね」

「鳥」と書かれた大量の紙を陸斗に見せながら言う

「へぇ~…ん?なぁ…あっちから人こねぇ?」

陸斗が言う「あっち」とは壁の無い方の道

「…来るかも…」
「なっ!?」

陸斗は慌てて紙に「壁」と書くと、壁の無い方に投げる

ボンッ

という音と共に壁が出来上がる

「はぁ~~」

ドサッと座り込む陸斗の横で、海斗は大量の紙をばら撒く
紙は次々と鳥となり飛んでいく

「ふぅ…しばらく待つか」
「なぁ、この紙ってホントに陰陽師が使うやつか?」

陸斗は、紙を見ながら海斗に問う

「違うだろうね
多分、陰陽師が使う式や呪符を参考にはしてるだろうけど
これは、それよりも凄いよ
イメージして文字を書けば出てくるからね
時空の管理人って神に近いからね…やっぱ凄いよ」
「なるほど…」

海斗はフッと上を見る

「一応、屋根もいるか…」

海斗はそう言うと、紙に「屋根」と書いて上に投げる

「って…暗っ!!」
「まぁ、隙間が無いからね~」
「窓くらい作れよ!!」
「それもそーだ」

海斗がそう言うと、天窓ができ、光が差し込む
2人はココで雑談をしながら、鳥達が戻ってくるのを待つことにした
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