HERETICAL KIDS
「河原君、どうしたんですか?急に大きな声を出して……ん?」

コースケはリュートの大声に心底迷惑そうな顔をしながら、リュートに問う
しかし、返答よりも指さす先を見る方が早いと思い、そちらを見る
その先には、窓の外を見ている黒髪の少年がいた

「お前は、昨日と今日会った!!」

何とか言葉に出来たのは、簡潔な言葉だった
頭の中では色々と言葉が渦巻いているのだが、思うように表現出来ない

「あぁ、瀬野君ですか」

コースケに苗字を呼ばれ、少年は反応を示す
窓の外に向けていた視線をコースケの方に向ける
そして、コースケを見て傍にいたリュートに気付く

「あ、昨日と今日、道に迷っとったリュートやんか」
((((気付くの遅っ!!!))))

少年はニヘラと笑いながら、リュートに声をかけた
気付くのが遅すぎたが、本人分かっていないようだ
呑気にヒラヒラ手を振っている

「河原君、知り合いですか?」
「あ、うん…道に迷った時にな…」
「そや、そん時に俺が教えたんや~」
「そうなんですか」

何故知り合いかという説明を少年と共に、コースケにする
コースケは、納得して話を進める

「では、河原君は瀬野君の隣に座ってください」

少年の隣の席は空いて、リュートのために用意されているものだと分かる
リュートは言われた通り、少年の隣に座った
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