大江戸妖怪物語


僕の耳に入った、空気をも劈く悲鳴。僕は辺りを見渡す。どうやら隣の路地辺りからの悲鳴らしい。
釛は当惑した様子で辺りを警戒している。

神門「釛はここで待ってて!」

僕は釛を残し、悲鳴が聞こえた所へと、勘を頼りに向かう。何人かチラホラと野次馬が見て取れた。

神門「・・・ッ!」

倒れた人、その顔は青白く生気はない。血が、ない。

もう、死んでいた。

まさかと思い、周辺を見る。

神門「あった・・・」

一本の木と、一本の柱。
それは連続殺人犯の手口と一致した。

そして、近くに落ちている埃にきずいた。

これがあの事件の第一発見者が言っていた、埃か?
棒で突っつくと、粘り気があった。


町人「殺人犯の仕業・・・こ、殺されるッ!俺もヤバいんじゃねーか?!」

近くにいた男は慌てふためいた。

これは、無差別殺人だ・・・。僕だって、危険かもしれない。


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