大江戸妖怪物語
誰が殺されるかわからない。殺人犯は生殺与奪の権を握っている。
町人「俺、逃げる!」
さっき慌てていた男は現場を背に走りだした。
神門「警察!誰か警察を呼んで!」
僕は近くの人に叫んだ。
――――
神門「なんで警察は来ないんだ!」
僕らが警察を呼んでから、20分が経過しようとしていた。
その時、やっと警察が来た。
警察官「遅くなってすまない。実は、この現場に来る途中に連続殺人犯によるものと見られる遺体を発見したんだ」
神門「え・・・」
その場にいた全員が呆然とした。警察署の場所から考えて、警察がきた道順は僕が通って来た場所だった。
神門「さっきまで、死体はなかったはずッ・・・!」
慌てて僕は今来た道を戻った。そこには・・・
神門「さっきの・・・」
さっきの男の人が倒れていた。もちろん生気はない。
辺りに埃はないし、木もない。スピード殺人だから、やむを得ず?
神門「これは僕も・・・被害に遭いそうだ・・・」
僕は死体を見て、背中を汗で濡らした。