大江戸妖怪物語



数日が経ち、僕はこの前頼まれた刀を作り終え、その刀を武士の人に渡した。

一仕事を終えた僕は、居間で緑茶を飲んでいた。少し苦みがあるが、目が冴える。


僕はぼぉーっとして何気なく窓の外を見ていた。特に意識することもなく、庭の雀が塀に交互に止まりあうのを眺めていた。

すると母さんが入ってきて僕の横で煎餅を頬張りながら言った。ゴマの匂いがする。ゴマせんべいか。

母「また人が亡くなられたそうよ。おそらく、連続殺人犯の仕業ですって。嫌だわー、物騒!」

神門「またか・・・」

あの日から、まだ連続殺人は続いている。
最低な話だ。もちろんこんなことをする犯人は極刑だろう。引き回しか・・・火あぶりか・・・。

でも、捕らえることができない。

警察も必死に手がかりを探しているらしいが、見当たらないということだ。

それに、犯人らしき人物の目撃談が皆無だった。こんなに事件を起こしているのにもかかわらず。

まるで犯人が人ではないかのような事件・・・。






犯人が妖怪のような事件・・・。





そう瓦版は伝えているけれど。




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