大江戸妖怪物語
銀髪娘「あなた・・・相当の間抜けね」
神門「なッ・・・?!」
今度は僕がポカンとした。なぜ、こんなことを言われなくてはならないのか。
神門「で、でも、犯人わかんねぇだろ?」
銀髪娘はふぅ、と溜息をつき、右手で髪をかきあげた。
銀髪娘「大体、見当はついているわ。証拠も少しながら掴んでいる」
神門「証拠だぁ?そんなに自信ありげに言うんだったら、警察に言えばいいじゃねぇか。つーか、証拠って何だよ?」
銀髪娘「証拠は・・・」
そこまで言って、銀髪娘は言葉を詰まらせた。
やっぱり、わかってねーじゃん。
神門「ないんだろ?強がんないでいいから」
銀髪娘「あなたは・・・」
銀髪娘は重々しく口を開いた。
銀髪娘「あなたは馬鹿だから。話してキチンとご理解を頂けるかわからないわ」
ム・カ・つ・く!
銀髪娘「話してあげるわ。証拠はその犯人が殺人を犯そうとしていた時に私はそれを阻止した。つまり殺人未遂に終わったのよ。だから、犯人は見てるわよ」
さ・・・殺人未遂ぃ?!
信用ができなかった。あの完璧な惨殺魔が殺人できなかったことがあると?!
嘘っぽい・・・。
銀髪娘「危なかったわ。あと少し遅かったら、喰われてた」
神門「喰われてた・・・?人間が、人間を喰うのか?」