大江戸妖怪物語
母さんは洗濯物を取り込み終わっていて、畳んでいた。
母「今の女の子誰?」
興味津々な目で僕を見てくる。
神門「名前は知らないが・・・最近会ってよく話すんだ」
母「あんたはナンパ魔になったのね。お母さんビックリだわ」
神門「それは全力で否定しよう」
母「じゃあチャラ男ね」
神門「シクヨロでー・・・って、それも否定する!」
僕は温くなった茶を啜り、自室へ向かった。
僕は布団に倒れ込む。
神門「釛に何かあったのかな。あの銀髪娘と釛って、接点なさそうだし・・・」
僕は黙って考えた。あるひとつの答えに行き着いた。
神門「やっぱりあの銀髪娘が犯人なんじゃ・・・」
僕は布団から上半身だけ起こす。
だって変だ。銀髪娘と釛は会ったことは無いはず。
神門「もしかしてあの時・・・」
あの時、とは、僕が一日に二回も死体を見た日である。
あの時銀髪娘は犯行が終わって、バレないように逃げるつもりだった。
しかしそこに釛がいて、釛に見られたと勘違いした。
釛は実は気づいていなかった・・・と、なると、口封じの為に釛が殺害される可能性が高い。