ビッグマンズ
今の私が、あの頃の私に、どこかの職場で出会っていたら、軽蔑と怒りのあまり、殺してしまうにちがいない。
だから、本気で真剣で、死ぬほど努力して技術を身につけていくコックが、たまらなく格好よかった。大学にいた、アメフトやサッカー部の選手なんて話にならない。
何て言ったらいいか、初めて生きてる実感がわいて、嬉しくてしかたなかった。
もちろん、つらいこともたくさんあったし、朝、行きたくないと思うようなことも一度や二度ではなかった。
でも、そんな最低のガキだった私の足をひきずってでも、向かわせる何かがそこにはあった。
そして、礼儀や、掃除、整理整頓といった基本的なことを少しずつ身につけていった。
だから、本気で真剣で、死ぬほど努力して技術を身につけていくコックが、たまらなく格好よかった。大学にいた、アメフトやサッカー部の選手なんて話にならない。
何て言ったらいいか、初めて生きてる実感がわいて、嬉しくてしかたなかった。
もちろん、つらいこともたくさんあったし、朝、行きたくないと思うようなことも一度や二度ではなかった。
でも、そんな最低のガキだった私の足をひきずってでも、向かわせる何かがそこにはあった。
そして、礼儀や、掃除、整理整頓といった基本的なことを少しずつ身につけていった。