先輩とあたしと苺オレと(仮)
「先輩は苺オレ好きなんですか?」
「うん、大好き」
ふんわりと笑う先輩。
“大好き”
って言葉は苺オレのことなのに…
まるであたしが言われたかのように顔が熱くなる。
ドキドキと大きく鳴る心臓の音がうるさい。
熱くなった顔を隠すようにうつむく。
「はい」
うつむくあたしの前に差し出された苺オレ。
「ぇ?」
びっくりして顔をあげると変わらずふんわり笑っている先輩が言ったんだ。
「カフェオレと交換ね」
スルリとあたしの手にあるカフェオレを1つとった。
「でも、先輩、今苺オレ大好きって…」
苺オレと交換してくれるなんて嬉しすぎるよ。
でも…
先輩が苺オレ大好きなら申し訳ないよ。
交換してくれるって言ってくれた先輩の気持ちだけで充分です。
それなのに、さっきよりもふんわり笑って先輩は言ったんだ。
「君も苺オレ大好きでしょ?」
「うん、大好き」
ふんわりと笑う先輩。
“大好き”
って言葉は苺オレのことなのに…
まるであたしが言われたかのように顔が熱くなる。
ドキドキと大きく鳴る心臓の音がうるさい。
熱くなった顔を隠すようにうつむく。
「はい」
うつむくあたしの前に差し出された苺オレ。
「ぇ?」
びっくりして顔をあげると変わらずふんわり笑っている先輩が言ったんだ。
「カフェオレと交換ね」
スルリとあたしの手にあるカフェオレを1つとった。
「でも、先輩、今苺オレ大好きって…」
苺オレと交換してくれるなんて嬉しすぎるよ。
でも…
先輩が苺オレ大好きなら申し訳ないよ。
交換してくれるって言ってくれた先輩の気持ちだけで充分です。
それなのに、さっきよりもふんわり笑って先輩は言ったんだ。
「君も苺オレ大好きでしょ?」