Tolie.











「 ・・・・覚えてる? 」









そう言った優斗さんの顔は
悲しそうに歪んでいて





「 泣かないで・・ 」







泣き出した私の手を
強く握りながら、
片手で私の涙を拭ってくれた。











─────────美優っ!!!!





頭を過ぎった、一瞬聞こえた
彼の声。









< 366 / 445 >

この作品をシェア

pagetop