大人的恋愛事情
「私も?」
すかさず詩織がそんなことを言う。
いや、あんたは出してよ。
とは言えずに、渋々頷くと二人は顔を見合わせ少し驚いたように首を傾げた。
どうして私が昼に六千も使うハメになっているわけ?
そんなことを思いながらも、和香でお昼のお勧めを3つ注文する。
まあそれでも、この辺りでどこよりも静かなお昼を過ごせるはここしかなく、背に腹は代えられない。
そんなことを考えながら、小さく溜息を吐くとテーブルを挟んだ向こうから、詩織が呆れたように声を出した。
「何があったの?」
「何がって?」