恋ってよんでもいいですか?
私より少し背の低いさくらさんがつま先立ちになって背伸びしたような格好で私を抱きしめる。



「あ…の…」


どうしてさくらさんが私を抱きしめているのかわからない。


問いかけるように発した言葉も後に続く言葉がみつからず消えてしまった。


非難も罵りもなく


ありったけの力を込めて私をギュウギュウ抱きしめるさくらさん。



戸惑うだけの私にさくらさんの後ろから愛しい人の声が届いた。


「さくら!わこちゃん、困ってるから」


隼人くんがユウトくんを抱き、苦笑しながらリビングに入ってきた。
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