好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕




もう彼女には会えないのか――






気がつくと、俺は病院のベッドの上だった。


起きているのに

寝ているような


目を開けているのに真っ暗で


すぐそばで淳の泣き声がした。


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