好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕
予想外の言葉に、私がもたついていると


「お似合いだな」


と鼻で笑いながら、和希はお釣りを台の上に置いた。




私の後ろにも人が並んでいて、

それ以上の会話もできずに私はコンビニを出た。


私は、なぜだか分からないけど、もっと和希のことを知りたかった。


「25?」

「ん? 何の数字?」

「さっきの…和希って人の年齢」

「あいつ、もう30だよ」
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