君を護れるのは俺だけだって信じてるから【BL】
もしかしたら、手を繋ぐよりも抱きしめるよりも、さらに効果があるんじゃないだろうか。
そうだ、そうに違いない。
だから兄ちゃんも仕方がなくこうしていて……。
さっき謝ったのも納得がいく。
でもきっとね、結局のところ皮膚が触れているって事に変わりはない。
逆に手を繋ぐ方が触れ合っている面積は大きいからそっちの方がいいと俺は思うんだ。
なんならそう君の言った通りに、さっきみたいに、抱きしめてくれても構わない。大歓迎だよ。
だから離れてくれないかな?!
体感時間のやたら長い数秒でそれだけの事を思った。
そして声に出そうと兄ちゃんを押し返す。
少しあいた兄ちゃんとの距離。
「あのさ兄ちゃ、」
……そして喋るため開いた俺の唇。
再び距離は0になって、今度はさっきよりも高い温度を感じた。