君を護れるのは俺だけだって信じてるから【BL】

「っていうかさ、危ないじゃん!
兄ちゃんさ、俺に無意識に運回すって言ってたじゃん。
だったら意識的にそう君に回したげてよ!」


誤魔化すように、一気にまくしたてる。
するとそう君が怪訝そうに眉をひそめた。


「それは……俺にさっきのお前らみたいな熱烈なチューをしろって事?」

「違う違う違う!」

思わず3度の否定。


「そう君にもせめて手を繋ぐぐらいはさ、すればいいじゃん!」

「ああ、もう自分はチューするの決定なんですね、はいはい」

「違う!!」


薄ら笑いを浮かべて、からかいなのかよく解らない事を言われた。
でもそのおかげで、いつものようなテンションで会話ができる。


けれど俺たちの調子とは違った、真面目な声で兄ちゃんは言葉を発した。


「いや、それは無理だ」

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