君を護れるのは俺だけだって信じてるから【BL】
そんな彼の様子よりも俺は、兄ちゃんの呟いた言葉の方が気になった。
「……本棚も撤去した方がいいかな」
閉じ込められるのは多分……もう大丈夫だろうけれど、このままじゃ何もない部屋になりかねない。
本が駄目だとするなら、小型だけど未だブラウン管なテレビやなんかも同じだろうから。
「いやいや、それは流石にかわいそうじゃね?」
どこまでも俺の味方らしいそう君が、代わりに発言してくれた。
「けど、俺が目を離してる間に何か落ちてきたら……ああ、それはもういいんだったな」
うん、と兄ちゃんはひとりごちて納得した。
それに対してそう君の顔が少し青ざめた。
「お前、だから早まるのは」
「わかってるよ」
遮って兄ちゃんが言う。
「凪が無理な事はしない」
その言葉に、そう君は微妙な表情だ。
けれど一応納得。というような返事を返した。