夫婦ごっこ
夕飯の支度を終えてソファーに横になった。
さっきビオンが唄ってくれた
曲のフレーズが頭に残っていて

同じところを何度もリピートして口ずさむ。


ウトウトしてたら電話が鳴った。


  恒くんだ

「もしもし もう帰ってくる?」

今日は恒くんに すっごく会いたいって


「ごめん 遅くなりそうなんだ。」

「お仕事終わんないの?」

「うん…もう少しかかるからさ
寝てていいぞ。」

「え?寝てるくらい遅いの?」

私はかなりムッと来ていた。
だって会いたいってずっと思って待ってたのに

「ちょっと上司に頼まれちゃってさ。
明日は絶対大丈夫だから
いい子にして待ってろ。」

「ほんとに?明日絶対 出発は10時だからね。」

「わかったよ。ごめんな。
あんまり遅くならないようにするよ。」


そう言うと恒くんは電話を切った。

私は口を尖らせて明日の用意をした。
おにぎりのための新しいお米をといだ。

明日の楽しみが勝って私は素直に先に眠った。
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