キミ色季節。【完】

紅葉がきれいな秋




麗さんからのメールは
頻繁にくるようになってた。




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志望校？


西高来いよ！

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西はいかない…絶対。


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“進路”




そればっかで疲れる。




もう考えるのやめたい…




だから受験勉強なんて
してなくて


危機感も湧かなくて



勉強してるみんなを見てるだけだった。






定期テストは
そんなに勉強しなくても
学年１４０人中１５位以内には入ってた。




桃音や奈々や紗耶香とは
違う学校に行きたい、
そう思うくらいで。




そのまま年が明けた。