キミ色季節。【完】



中1の時、
部活終わりに先輩に毎日みんな呼び出されて、その中でよく名前が上がってたっけ。




…そんな風習
うちらの代で途絶えさせたけど。






あの時と記憶が重なる。





せっかく高校では
みんなとうまくやってたのに、



また、繰り返すのかな…









あたしはきっとこの先ずっと、気にして生きていくんだ。




常に、人に嫌われないかと恐怖の中で生きるしかないのかもしれない。





どんなに仲のいい子も
信頼してる子も
彩や、里奈さえ


心のどこかでは
裏切られるんだって思ってる。







挨拶のことを言われただけで、こんなに考えすぎなのかな…




でも、これが
あのトラウマからできてしまった、
あたしの性格なんだ。



どうすることもできない。





過去は過去
今は今のはずなのに


頭ではわかってるのに




独りの感覚が戻ってくる。




孤独な心。







麗さんはもう頼れない。











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