キミ色季節。【完】








「俺が泣かせてるみたいだから、とりあえず泣きやめって…」



「っ事実だ、も…」



「は、そうだな」





言葉が、
話し方が、
あったかい。



馬鹿だけど
いつも温かい拓海が、
好きだと思った。






麗さんは、
もう好きではいられない。


だから、


伝えることは出来ないけど

拓海を想っていてもいいですか――…?






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