まだ、君を愛してる.doc
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線路の継ぎ目、それを腰で感じながら、愛花は胸を膨らませていた。理由は簡単だ。一通のメール。そこにはこうあった。
“久しぶりに時間が取れた。逢いたい。”
こんなメールを僕は送っていない。僕以外の誰かからのメール、そのせいで彼女は今、電車に揺られているのだ。
「早く着かないかな・・・」
外の景色を見ても、まだ見慣れない景色。あと一時間くらいかかるだろうか、そうすれば逢える、景色が融けるように、速く進んでいかないかと懇願していた。
しかし、そんな願いを誰が受け入れようか、日頃の疲れもあり、愛花は眠ってしまっていた。
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