パラドックスガール
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「…」


どれだけ時間が経過したかわからない。
空が暗くなってきて、雨が降り始めた。
これ以上意地を張ってもしょうがないと思い、茂みから出、羽田野家に戻ろうと方向転換する。
と、そこには、


「茗子…?」


公園の入口付近に、茗子らしき姿を見つけた。
服の色や形からして本人だろう。
向こうはまだ気づいてないのか、きょろきょろしている。


「…なんで」


小さく呟く。
すると、茗子が僕に気づき、名前を呼びながらかけてきた。



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