あくまで天使です。


24時間営業のコンビニについた。


青と白のボーダーをイメージしていて、看板には牛乳がのっている。あえて言うまい。


もちろんお約束で入り口付近で不良をイメージしたら100人中97人は思い浮かべそうな3人がたむろしている。


その中の金髪がこっちを見た。そしてお得意のガンを飛ばしてくる。


思わずべリアルの大きな背中に隠れた。べリアルは何も言わない。


ずんずん恐ろしい形相で3人が近付いてきた。


絡まれたことがない私にとって一人で肝試しにいくより怖かった。


不良たちはべリアルの前に並び、腰を低くした。上目づかいの睨みはなお怖い。私の緊張がマックスに達したとき


「ちぃーす!兄貴ぃ!」


一斉に不良たちは腰を下げたまま頭を下げた。



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