あくまで天使です。
自分から意識を外した女子たちをかき分けて、べリアルに近づいてきた。
「よぅナギサ。どうした?この俺様と飯くいてえのか?」
「はっ?誰があんたなんかと………」
「照れなくていいんだぜ!なんたって俺たちは付き合ってるからなぁ!」
最後の部分をやけに強調してべリアルは言い放った。
ふざけるなっと私は否定しようとしたが、女子たちのがっくりした肩を見て言葉を飲み込んだ。
「やっぱり付き合ってるんだね………」