あくまで天使です。


「やっやべぇ!」


一目散にガラスに突っ込んだとき、気が動転していて力の衝撃波が出てしまったので、飛び込んだガラスが破裂音を立てながら割れた。


「やっべっ!」と更に不手際を重ねる。


「うわっ!なんだ!?」


「突然ガラスが割れたぞー!気をつけろ!」


「なっなんで割れたんだよ!」


「ガス漏れかなにか?」


店内のざわめきを背にして、べリアルは青空へ逃げた。


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