魔王と王女の物語
ティアラは先にベッドに潜り込んで、リロイを待った。
だが、リロイは困った顔をしながら近付いて来て、横になっているティアラの枕元で膝を折った。
「僕は騎士です。そしてあなたは王女だ。何か間違いがあっては………い、いえ、間違いなど起こりませんが…一応僕も…男ですし…」
「わ、私のことは女と思ってもらわなくても結構です。…心細いの。だから一緒に…」
――不覚にもきゅんとしてしまい、燭台の炎に照らされるティアラの頬が赤く染まっていることに気が付いて、リロイも同じような顔色になった。
ラスを想っている。小さな頃から、ずっと。
だから、間違いなど起こるはずがない。
「…わかりました。失礼、します」
新婚初夜の夫婦のようにぎくしゃくしながらベッドに潜り込み、ティアラの身体に触れないように隅っこに横になった。
だが――
布団の中で、ティアラがそっと手を握ってきた。
驚いて肩越しに振り返ると…ティアラはこちらを見ていて、目の前は…
超ビッグサイズの胸の谷間。
「!!」
「ラスはあなたの想いを知っているの?」
「い、いえ。あの…ティアラ王女、申し訳ないですが少し離れて下さい。その…あなたは魅力的だから…」
金色の瞳が戸惑いに揺れて、ティアラは吸い寄せられるように顔を近付け、囁いた。
「…お、おやすみなさいのキスをして」
「………おやすみなさい」
頬を寄せて頬にキスをして、これで離れるかと思ったら…
ティアラは勇気を振り絞って、ぐっとリロイに身体を寄せ、引き締まった腰に触れた。
「ティアラお…」
「ティアラと呼んでください。あなたは…“勇者様”みたいだわ。とても強くて…綺麗」
「僕が?違いますよ、ただの騎士です」
「いいえ…私にはわかるわ」
見つめ合った。
女性として、男性として、急速に惹かれ合うのがわかった。
「もう1度…キスを」
「…ティアラ…」
ラスを裏切れるはずがないのに――
リロイは魅入られたようにして、ティアラと唇を重ねる。
漏れる吐息に脳髄が溶かされて、何も考えられなくなった。
だが、リロイは困った顔をしながら近付いて来て、横になっているティアラの枕元で膝を折った。
「僕は騎士です。そしてあなたは王女だ。何か間違いがあっては………い、いえ、間違いなど起こりませんが…一応僕も…男ですし…」
「わ、私のことは女と思ってもらわなくても結構です。…心細いの。だから一緒に…」
――不覚にもきゅんとしてしまい、燭台の炎に照らされるティアラの頬が赤く染まっていることに気が付いて、リロイも同じような顔色になった。
ラスを想っている。小さな頃から、ずっと。
だから、間違いなど起こるはずがない。
「…わかりました。失礼、します」
新婚初夜の夫婦のようにぎくしゃくしながらベッドに潜り込み、ティアラの身体に触れないように隅っこに横になった。
だが――
布団の中で、ティアラがそっと手を握ってきた。
驚いて肩越しに振り返ると…ティアラはこちらを見ていて、目の前は…
超ビッグサイズの胸の谷間。
「!!」
「ラスはあなたの想いを知っているの?」
「い、いえ。あの…ティアラ王女、申し訳ないですが少し離れて下さい。その…あなたは魅力的だから…」
金色の瞳が戸惑いに揺れて、ティアラは吸い寄せられるように顔を近付け、囁いた。
「…お、おやすみなさいのキスをして」
「………おやすみなさい」
頬を寄せて頬にキスをして、これで離れるかと思ったら…
ティアラは勇気を振り絞って、ぐっとリロイに身体を寄せ、引き締まった腰に触れた。
「ティアラお…」
「ティアラと呼んでください。あなたは…“勇者様”みたいだわ。とても強くて…綺麗」
「僕が?違いますよ、ただの騎士です」
「いいえ…私にはわかるわ」
見つめ合った。
女性として、男性として、急速に惹かれ合うのがわかった。
「もう1度…キスを」
「…ティアラ…」
ラスを裏切れるはずがないのに――
リロイは魅入られたようにして、ティアラと唇を重ねる。
漏れる吐息に脳髄が溶かされて、何も考えられなくなった。