魔王と王女の物語
数日滞在するその村は鉱石が産出されることで有名な村で、商店にはきらびやかな色とりどりの宝石が売られていていた。
「綺麗!きっと高いんだよね」
「あなただってこういうの身に着けてたはずよ。王女なんだから」
ラスはこういうのに全く興味がなく、ただ綺麗というだけでショーウィンドウにへばりついていたのだが、ティアラはその宝石たちの価値を知っている。
「中には身を守ってくれる宝石もあるのよ」
「そういやーチビは1月生まれだったな。だったら…ガーネットか」
コハクが差したのは、血の色のようなガーネットの小さな石がついたリング。
急にラスが顔を上げると背伸びをしてコハクの頬に触れた。
「コーの瞳の色と同じだね。綺麗」
「…チビ…押し倒してもいっか?」
往来で爆発寸前の魔王ににじり寄られ、リロイが無言で立ち塞がると思いきり脚を踏んづけて背を向けてぷらぷら歩き出した。
「コー、どこに行くの?」
「散歩。おい小僧、俺が居ない間チビを守っとけよ」
「お前に言われなくてもそうする」
減らず口を叩き合いながらコハクが居なくなり、また3人が宝石に見入る。
――この村の裏山に鉱山があることを知っていた魔王は山を登り、入り口に着くと穴を掘っているらしき屈強な男の肩を指で突いた。
「あのさあ、俺も掘ってみたいんだけど」
「ああ、金さえ払えば幾らでも掘っていいぜ。ただし掘り当てるのは至難の業だけどな」
「へえ、じゃあ一山当てるか」
ラスが“瞳の色と同じ”と言ってくれたことがとても嬉しくて、
粉塵巻き起こる中へ入ると掘る道具を何も持たず、迷路のような中を歩き回って、そして見つけた。
「ここだな。さあガーネットちゃん、出ておいでー」
ガーネットが出そうな雰囲気ではないただの小さな穴だったが、行き止まりに向かって何度も火球を投げつけて爆発させて穴を掘り進んで行き、
そして掌大の大きなガーネットの鉱石を見つけた。
ガーネットの石の意味は、『変わらない想い』、『あなたに忠実でいたい』…そしてもう1つ。
『精力上昇』
最後の意味が1番大切だったりする。
「綺麗!きっと高いんだよね」
「あなただってこういうの身に着けてたはずよ。王女なんだから」
ラスはこういうのに全く興味がなく、ただ綺麗というだけでショーウィンドウにへばりついていたのだが、ティアラはその宝石たちの価値を知っている。
「中には身を守ってくれる宝石もあるのよ」
「そういやーチビは1月生まれだったな。だったら…ガーネットか」
コハクが差したのは、血の色のようなガーネットの小さな石がついたリング。
急にラスが顔を上げると背伸びをしてコハクの頬に触れた。
「コーの瞳の色と同じだね。綺麗」
「…チビ…押し倒してもいっか?」
往来で爆発寸前の魔王ににじり寄られ、リロイが無言で立ち塞がると思いきり脚を踏んづけて背を向けてぷらぷら歩き出した。
「コー、どこに行くの?」
「散歩。おい小僧、俺が居ない間チビを守っとけよ」
「お前に言われなくてもそうする」
減らず口を叩き合いながらコハクが居なくなり、また3人が宝石に見入る。
――この村の裏山に鉱山があることを知っていた魔王は山を登り、入り口に着くと穴を掘っているらしき屈強な男の肩を指で突いた。
「あのさあ、俺も掘ってみたいんだけど」
「ああ、金さえ払えば幾らでも掘っていいぜ。ただし掘り当てるのは至難の業だけどな」
「へえ、じゃあ一山当てるか」
ラスが“瞳の色と同じ”と言ってくれたことがとても嬉しくて、
粉塵巻き起こる中へ入ると掘る道具を何も持たず、迷路のような中を歩き回って、そして見つけた。
「ここだな。さあガーネットちゃん、出ておいでー」
ガーネットが出そうな雰囲気ではないただの小さな穴だったが、行き止まりに向かって何度も火球を投げつけて爆発させて穴を掘り進んで行き、
そして掌大の大きなガーネットの鉱石を見つけた。
ガーネットの石の意味は、『変わらない想い』、『あなたに忠実でいたい』…そしてもう1つ。
『精力上昇』
最後の意味が1番大切だったりする。