魔王と王女の物語
ラスがまだ水ぶくれの残っている人差し指を引き寄せると、
もうさして痛くもないはずなのに、さも痛そうな顔をして演出した色ぼけ魔王は痛みに引きつる声を出した。
「先の方舐めて」
「うん、指の先ね?」
……コハクの人差し指をぱくんと口に入れて言われた通りにしているラスは素直だが…
魔王の台詞がいけない。
「そう、そこそこそこ!」
「ここ?もう痛くない?大丈夫?」
「うん、超きもちいー。もっと」
調子に乗っていると、怒髪天のリロイに思いきり魔法剣の鞘で頭をぶたれて舌打ち。
「ちっ、邪魔すんなよな」
「このエロ魔王!ラスを穢すな!」
「お前だってコーフンしてたくせにー」
「な…っ、コーフンなんかしてない!」
ラスを抱っこして膝に乗せ、ロッキングチェアを揺らしながらご満悦の魔王は、
腕を組んで興味深そうな顔で一部始終を見ていたブレアを振り仰いだ。
「風呂借りれるか?寒いだろうからチビを風呂に入れてやんないとな」
「それよりコー、指はもういいの?痛かったのは先っぽだけ?」
「ああ、先っぽだけ。今度またしてくれよ。違う箇所で…っていてぇ!」
さらに容赦なく鞘で殴られて、
リロイがコハクの膝からラスを奪い取ると違う椅子に座らせて毛布で身体を包んだ。
「寒くない?もうちょっと待ってて、ブレアさんにお風呂を借りようね」
「うん。リロイも一緒入る?」
「え!?ぼ、僕は1人で入るからいいよ。どこか痛くない?お腹空いてない?」
甲斐甲斐しく白騎士と魔王に守護されるラス。
…妙な組み合わせで、一度風呂場に向かってお湯を沸かしながら一同の居る部屋へ戻ろうとした時…
曲がり角でいきなりコハクに抱きしめられた。
「ようブレア、なに臍曲げてんだよ。構ってほしいのか?」
「あなたにその気はあるの?あるのなら…今夜私の部屋に来て。足腰立たなくしてあげるわよ」
「そりゃこっちの台詞だ。チビで晴らせない分、お前で晴らしてやるからな」
――2人がカーテンに包まってもそもそしている間、
ラスは眠りこけてた。
もうさして痛くもないはずなのに、さも痛そうな顔をして演出した色ぼけ魔王は痛みに引きつる声を出した。
「先の方舐めて」
「うん、指の先ね?」
……コハクの人差し指をぱくんと口に入れて言われた通りにしているラスは素直だが…
魔王の台詞がいけない。
「そう、そこそこそこ!」
「ここ?もう痛くない?大丈夫?」
「うん、超きもちいー。もっと」
調子に乗っていると、怒髪天のリロイに思いきり魔法剣の鞘で頭をぶたれて舌打ち。
「ちっ、邪魔すんなよな」
「このエロ魔王!ラスを穢すな!」
「お前だってコーフンしてたくせにー」
「な…っ、コーフンなんかしてない!」
ラスを抱っこして膝に乗せ、ロッキングチェアを揺らしながらご満悦の魔王は、
腕を組んで興味深そうな顔で一部始終を見ていたブレアを振り仰いだ。
「風呂借りれるか?寒いだろうからチビを風呂に入れてやんないとな」
「それよりコー、指はもういいの?痛かったのは先っぽだけ?」
「ああ、先っぽだけ。今度またしてくれよ。違う箇所で…っていてぇ!」
さらに容赦なく鞘で殴られて、
リロイがコハクの膝からラスを奪い取ると違う椅子に座らせて毛布で身体を包んだ。
「寒くない?もうちょっと待ってて、ブレアさんにお風呂を借りようね」
「うん。リロイも一緒入る?」
「え!?ぼ、僕は1人で入るからいいよ。どこか痛くない?お腹空いてない?」
甲斐甲斐しく白騎士と魔王に守護されるラス。
…妙な組み合わせで、一度風呂場に向かってお湯を沸かしながら一同の居る部屋へ戻ろうとした時…
曲がり角でいきなりコハクに抱きしめられた。
「ようブレア、なに臍曲げてんだよ。構ってほしいのか?」
「あなたにその気はあるの?あるのなら…今夜私の部屋に来て。足腰立たなくしてあげるわよ」
「そりゃこっちの台詞だ。チビで晴らせない分、お前で晴らしてやるからな」
――2人がカーテンに包まってもそもそしている間、
ラスは眠りこけてた。