魔王と王女の物語
ラスは大きな湯船に肩まで浸かってリラックス満点で手足を伸ばした。
「気持ちいー。コー、また一緒に入ってくれないの?1回も一緒に入ってくれたことない…」
「もっとチビの時ならよかったんだけどな。今一緒に入ったらさあ…もう口に出せないことばっかしちゃいそうだから見てるだけでいいの」
「?」
――壁に寄りかかって腕を組みながら、万遍なくラスの裸を眺める。
汚いことを何も知らない純粋無垢なラスが大のお気に入りな魔王は、
今夜繰り広げられる予定のブレアとの一戦に備えて緩む口元を隠せないでいた。
「ねえコー、ブレアさんといつからお友達なの?さっきなんか…“あんなに愛し合った”とか言ってた…」
「ああ、あれは親愛の表現方法だろ。俺はチビのこと好きだぜ?チビは違うのか?」
グリーンの瞳がまん丸になって、急にもじもじしはじめたラスを興味深げに見つめていると…
「私だってコーのこと…す、好きだよ?」
「…やっぱ頂きまーす!」
俄然コーフンした魔王は服を着たまま湯船に入り、ラスを抱っこして向き合わせた。
「頂きますって…なにを?」
「俺のこと好きなんだろ?だったらいいじゃん」
「コー?なんで胸を触るの?」
「触りたいから!」
――普段妄想でいっぱいのことを現実にさせようとしたまさにその時――
「影!いい加減にしろ!」
「あ、リロイ」
「ら、ラス、これで身体隠して!」
コハクが指をひゅっと振ると、ラスに差し出そうとしていたタオルが生き物のように動いてリロイの両目を覆った。
「だから俺の天使ちゃんの肌を見るなっつってんだろが」
「見てない!ラス、僕本当に見てないから!」
「?リロイ、一緒に入りたくてここに来たんでしょ?コーみたいに服着たまま入るの?」
ざばっとお湯から上がったラスの身体をバスタオルで包んでやりつつ、
名誉ある白騎士団の隊長であるリロイに不名誉なレッテルを張った。
「“覗き魔リロイ”かー、言いふらしてやろっかなー」
「覗いてないし、ラスの裸も見てない!ラス、誤解しないで!」
…本当はばっちり見ていた。
「気持ちいー。コー、また一緒に入ってくれないの?1回も一緒に入ってくれたことない…」
「もっとチビの時ならよかったんだけどな。今一緒に入ったらさあ…もう口に出せないことばっかしちゃいそうだから見てるだけでいいの」
「?」
――壁に寄りかかって腕を組みながら、万遍なくラスの裸を眺める。
汚いことを何も知らない純粋無垢なラスが大のお気に入りな魔王は、
今夜繰り広げられる予定のブレアとの一戦に備えて緩む口元を隠せないでいた。
「ねえコー、ブレアさんといつからお友達なの?さっきなんか…“あんなに愛し合った”とか言ってた…」
「ああ、あれは親愛の表現方法だろ。俺はチビのこと好きだぜ?チビは違うのか?」
グリーンの瞳がまん丸になって、急にもじもじしはじめたラスを興味深げに見つめていると…
「私だってコーのこと…す、好きだよ?」
「…やっぱ頂きまーす!」
俄然コーフンした魔王は服を着たまま湯船に入り、ラスを抱っこして向き合わせた。
「頂きますって…なにを?」
「俺のこと好きなんだろ?だったらいいじゃん」
「コー?なんで胸を触るの?」
「触りたいから!」
――普段妄想でいっぱいのことを現実にさせようとしたまさにその時――
「影!いい加減にしろ!」
「あ、リロイ」
「ら、ラス、これで身体隠して!」
コハクが指をひゅっと振ると、ラスに差し出そうとしていたタオルが生き物のように動いてリロイの両目を覆った。
「だから俺の天使ちゃんの肌を見るなっつってんだろが」
「見てない!ラス、僕本当に見てないから!」
「?リロイ、一緒に入りたくてここに来たんでしょ?コーみたいに服着たまま入るの?」
ざばっとお湯から上がったラスの身体をバスタオルで包んでやりつつ、
名誉ある白騎士団の隊長であるリロイに不名誉なレッテルを張った。
「“覗き魔リロイ”かー、言いふらしてやろっかなー」
「覗いてないし、ラスの裸も見てない!ラス、誤解しないで!」
…本当はばっちり見ていた。