愛されたかった悪女
******
2時間のバスタイムを終え、身体にクリームを塗っていると、玄関のチャイムが鳴った。
エントランスからではなく、玄関のチャイム。
ハヤト?
私は期待に胸を弾ませて、シルクのローブの胸元を指で少しはだけさせると、玄関に向かった。
ドアスコープをのぞくと、思わずため息が漏れる。
ハヤトではなくて、ジョンだった。
ジョンもこのアパートメントに住んでいるので、エントランスを通すことなく玄関まで来られる。
がっかりした表情のままドアを開けた。
にこやかだったジョンの顔が、私を見て表情を曇らせた。
「隼人さんだと思ったのかい?」
「……入って」
私は一歩下がり、ジョンを部屋に入れた。
2時間のバスタイムを終え、身体にクリームを塗っていると、玄関のチャイムが鳴った。
エントランスからではなく、玄関のチャイム。
ハヤト?
私は期待に胸を弾ませて、シルクのローブの胸元を指で少しはだけさせると、玄関に向かった。
ドアスコープをのぞくと、思わずため息が漏れる。
ハヤトではなくて、ジョンだった。
ジョンもこのアパートメントに住んでいるので、エントランスを通すことなく玄関まで来られる。
がっかりした表情のままドアを開けた。
にこやかだったジョンの顔が、私を見て表情を曇らせた。
「隼人さんだと思ったのかい?」
「……入って」
私は一歩下がり、ジョンを部屋に入れた。