監禁恋情


‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡



…私はどうすればいいのだろう。

ぼんやりと、少女は考えていた。自分の新しい主人となる男は、どうやら自分に興味がないらしい。
ここに連れて来られる前に男は精神を患っていると聞いた。

自分は何をされるのか。
いや、何をされても文句はいえない。

最初から売り物として生まれてきた少女にとって、主人は絶対。
たとえ性欲処理の為、玩具のように扱われても、最悪殺されても、文句は言えない。

しかし、「構うな」と言われては1番困る。
少女には自由な時間の過ごし方が思いつかない。

寝室を見回し、やはりやる事がないのを再確認して、仕方なく部屋から出ることにした。
< 7 / 125 >

この作品をシェア

pagetop