天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
「退く時は退くか…よく教育されておるわ…」

薄く笑いながらアスラは呟き。

「ロシア娘の方はどうじゃ?」

部屋の方へと振り向く。

「気を失っているだけのようです。身体には何も影響はないようで」

いつの間にか現れていた赤い髪の天真爛漫少女と巨漢男子生徒が、アリスカを抱き起こしていた。

共にアスラの神の眷属だ。

「そうか…大事ないか」

らしくもなく、ほぅっ…と安堵の溜息をつくアスラ。

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