天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
廊下を通って、下駄箱へ。

上履きからローファーに履き替えようとした時だった。

「……!」

ふと、アリスカは言い知れぬ悪寒に身を震わせた。

何かに見られているような気がする。

人間ばかりが在籍している訳ではない天神学園では時々感じる、『人ならざるもの』の視線。

しかも敵意を感じる、とびきりのものだ。

「……」

ゆっくりとバイオリンケースを床に置き、視線の主に悟られないようにケースを開ける。

視線に背を向け、バイオリンケースが死角になるようにしながら。

「誰っ?」

素早くドラグノフ狙撃銃を組み立てたアリスカは、振り向いて銃口を向ける!

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