天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
そこにいたのは、驚くべきものだった。

影を操る魔物だろうが雪女だろうが死神だろうが、大抵のものには免疫が出来た。

この学園はそういう場所だから。

しかし。

「ひ……っ」

思わず小さく声を上げてしまう。

流石に、体長3メートル近くもある凶暴そうな猫と遭遇したのは初めての事だった。

猫といっても、家で飼われているような可愛らしいものではない。

野良猫とも違う。

山中に棲み、野鳥や小動物を捕獲して貪り食うような、猛獣に限りなく近い山猫。

その山猫が人間以上の大きさを持つものだった。

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