天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
アリスカの制服、その左腕の袖が千切れる。

擦れ違い様、猫又は彼女の左腕を鋭い爪で引っ掻いていた。

「く…」

白い腕から滴り落ちる血。

だが動かなくなるほどではない。

しっかりとドラグノフを保持したまま、アリスカは歯噛みした。

何という俊敏さ。

あれが野生の…いや、人外の動きか。

しっかりと狙いを定めようとするものの。

「っ……」

右に左に動き回って、照準を絞らせない猫又。

その間にも、牙で、爪で攻撃を仕掛けてくる!

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