俺はその時、どう行動するか。
―――――――――…
――――…






身体が温まり始めると気持ちが落ち着いてきた。


俺はようやく周囲の状況を見渡す。




雪の森林に囲まれた小さな秘湯…


熱い湯から立った白い湯煙はライトアップの光に照らされ、雪景色を背景に霧のように揺らめいていた。


冷たい空気の粒がキラキラと輝き、まるでダイヤモンドの粒子が舞うようにも見える。






なんていうか……めちゃくちゃ良い。





その神秘的な景色には綾音のような秘湯マニアでなくとも心を奪われてしまった。


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