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「お父様! ただいま、戻りました」
「今、陽子くんと竜司くんが探しに行ったところだ」
「ごめんなさい。お父様」
「申し訳ございません。旦那様」
最上階のスイートルームに、戻る。
心配そうな顔をしたお母様も待っていた。
「寒かったでしょ?」
お母様が優しくストールを肩にかけてくれた。
「ありがとう……お母様」
暖炉の前のソファーに座ると、寒さで凍えていた手足がジンジンと暖まる。
「柏原くんも寒かったでしょう? 茉莉果の隣に、座ったら?」
お母様は、柏原の背中を押した。
「いいえ、奥様。私は大丈夫です」