BLack†NOBLE
一気に下着を剥ぎ取ると、「いやぁ! 待ってよ!」と抗議の声があがる。
「ランプ消して!」
「嫌だ。今から本気だと言ってるだろう。文句あるのか? 今夜は全て暴いてやる」
「うっ……多重人格男! マフィアバージョンは、本当にメチャクチャね!」
首に絡み付いていた黒いタイを引き抜くと、彼女の白い両手をグルグルと縛り上げていく。
「いやっ!」
泣き声も可愛らしいな。背筋がぞくぞくする。
「こうされると嬉しいんだろう? 今夜、期待に応えて滅茶苦茶にしてやる。楽しめよ?」
混沌とした思想と強さが好きだ。
可愛らしい表情が艶めく一瞬が好きだ。
執事と主という身分を越えて、さらにマフィアになった俺を受け入れた貴女を信じ守る。