BLack†NOBLE


 大切なモノを絞りこまなくていいなんて贅沢すぎる。



「……ん」


「我慢しなくていい。声聞かせてくれ」



 露になった素肌には、隙間なくキスを繰り返す。何度口付けをしても病み付きになる綺麗な肌 。吸い付き、甘噛みをして赤い痕が残ると征服感に支配された心は、もっと彼女を屈服させてやろうと高まる。



「……ぁ」




 下唇を噛み締め、声を我慢する彼女。



「あっ! ……柏原ぁ!」


 腰をくねらせ、俺を誘うように甘くなる声。彼女は最高だ。

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