BLack†NOBLE
 
 街中をゆっくりと歩き、コッグたちのコンタクトを待つ。細心の注意を怠らずに話を続ける。



『俺も理解している。悲しいくらいにな』



 セシルは目を背けた。別に分かり合いたいわけじゃない。


 俺も対岸の夜景を眺めた。彼女と見た夜景と、何も変化がなかった。違うのは俺自身だ。



『今夜は妻の両親を自宅に招いてパーティがあった。
 俺も"急な仕事"が入らなければパーティに参加していたとこだ』


『そうか……すまなかったな』


『お前に謝られると、ムカつく』






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