BLack†NOBLE
母は、困った顔で笑った。
「佑、どうしよう? 蔵人も瑠威もお留守番するって言うんだけど」
「留守番くらいさせてみればいい。二人とも男だろ」
「うん……でも」
藍は、心配でたまらなかった。可愛くて可愛くてたまらないこの二人。
二人とも賢い子だ。それは信じているけど、万が一火事になったり、強盗が入ったり……心配が尽きない。
それなら買い物に行くのを止めてしまおうかと考えもした。